砲兵博物館(ハメーンリンナ)
Tykistömuseo , Hämeenlinna



 ハメーンリンナのメイン観光スポット「ハメ城」に隣接して(「リンナ」が「城、要塞」という意味なので、この街の名前自体が「ハメ城」ですが)、密集している博物館の内のひとつに、この砲兵博物館があります。
 のんびり何気なく普通の観光だけに来て、お堀の周りを散歩していたらいきなり、野砲を牽引した「コムソモレツトラクター」が芝生の上に駐車している(!)ので、わかる人にはすぐわかるでしょう。
 中世のお城の砲兵隊の名残で、今もここには砲兵旅団の基地があり、博物館はその施設内にあります。
 入館料は大人1人6ユーロ(約800円少々。2004年春現在)ですが、近隣の博物館の入館料を含むチケットもあります(今は戦車博物館とセットになったチケットもある!)。

 出入口が2つあり、一つは大きな石の門をくぐる正門なのですが、もう一つは「これより軍事施設!」の表示がある、チェックポイントになっていますのでうっかり入れません・・・・・と思っていたら、我々が帰る際、何気なく道なりに施設を出たつもりが、なんとそこは前述のチェックポイントでした! とは言っても衛兵がいるわけでもなく、センサーに引っ掛かりサイレンが響くというわけでもありませんでした。よく見ると「この先喫茶店〇〇営業中(博物館内のカフェ)」なんて看板も立っていたので、ただ単に車両の進入を規制するためだけのゲートのようです(実は何の問題もなく出入り出来ます(~~))。
 そうこうしている内に、フィンランド軍のUAZ-469が出入りしてビックリ。 よく見るとチェックポイントの形も「イタレリのやつ」とそっくりで、またビックリ!(2002年には無くなってましたが)

旧ソ連製のジープ型四輪駆動車。現役の軍事車両(にしては古いが・・・)なので写真は撮りませんでした。別に大丈夫なような気もしましたが(そんな物騒な国ではないものの)、要らぬトラブルは避けたいものです。

開館時間:
4/1〜9/30→10:00(11:00?)〜18:00
10/1〜3/31→11:00〜17:00
(年じゅう開いてるらしいとはいうものの、冬は雪が積もって屋外展示はキツイものがあるだろう。氷点下まで冷えた砲身にヘタに触れると、指が大変なことになるかも!)

砲兵博物館HP:
http://www.tykistomuseo.fi/


主な収蔵展示物(実車写真集へ)


 ハメ城本丸の向かいに砲兵博物館はある。 写真左側にあたる位置である(因みに本丸の方には、刑務所博物館(!)などもある)。(2004年春)
 古今東西の大砲だらけの屋外展示! フィンランドで使われたあらゆる種類の砲が収蔵されていると言って良い。(2004年春)
 腰掛けて休むことの出来るベンチも多い。 ひとにやさしい博物館設計。
 しかしそこに腰掛けているのは、タイクツな女。(2001年夏)
 屋内展示ホール。 古今東西の大砲が並ぶ並ぶ。 貴重で珍しい大砲のオンパレードである。(2004年春)
 冷戦時代の恐怖の遺物、FROGミサイル(ZIL-135車台)なんかも、(まさにどーでもいい感じで)置いてある。 今は亡き東ドイツ軍マーク。
 東西統合の際の大バーゲンセールで、かなりの車輛をフィンランドは購入したのだが、その時に参考的に輸入したものであろう(あるいは「抱き合わせ販売」か、ミサイル保有を禁じた1947年のパリ条約の規制か。 芬軍に配備されることはなかった)。 (2001年夏)
 砲兵陣地も再現してある。 そのまま戦争映画を撮れそうな仕上がり。
 日芬の大砲マニアはウハウハだ。(・・・いやいや、おじさんは飽くまでも「雑誌の取材」です)(2004年春)
 そんなこんなを尻目に、今回もまたタイクツな女。

 風格のお城、澄み渡る湖、草原の息吹、青い空、大砲、そしてワタシ・・・・・などと悦に入っているトコロ(!?)。(2004年春)
 あっちを向いてもこっちを向いても大砲ばっかり・・・・・というのとは裏腹に、実は風光明媚な所だ。(2004年春)
 フィンランド近代砲術の父、ヴィルホ・ネノネン将軍。

 タイクツな女は「あのねのねん将軍」などとしょーもないことを言ってタイクツを紛らわせているが(−−)、この人の発案・指揮した「少ない手持ちの火砲全門を以って一点を集中砲撃→即移動→別の一点を集中砲撃」」という、確実に一点づつ叩く(しかし切羽詰った)戦術なくして、「タリ・イハンタラの奇跡」は語れない。
 圧倒的兵力差を以って完全占領せんと挑んできたソ連軍の、1944年夏の大攻勢を阻止したファクターのひとつである。


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