戦争博物館(ヘルシンキ市内)
Sotamuseo , Helsinki



 ヘルシンキの街中にあって、しかも(臨時休館を除いて)基本的に年中開いているのは便利です。 所在地で言うと「Maurinkatu 1」。 ヘルシンキ市内中心部外苑の東側に位置しており、ヘルシンキ中央駅から歩いても20分程度(地図を見るとタクシーを使うほどの距離ではありません)。 市電(トラム)を使って最寄の電停まで行くのが便利ですが、降りた後が小さな路地が多い地区の為に、ちょっとややこしいかも(我々も行く度に、道を間違えて遠回りしてしまうことがしばしば)。 しかしこの界隈には骨董品店や古本屋も多いので、ぶらぶら歩いてみるのもいいでしょう。

 フィンランド独立以前から現在に至るまでの戦史資料・展示があるのですが、重点を置いているのはやはり第二次大戦期です。
 博物館は「本館(常設展示)」と「別館(特別展示など)」に分かれており、「別館」では例えば2002年の訪問時には「継続戦争」、2004年には「終戦直後の市民生活」などといったテーマ毎の展示物が置いてありました。 ただしこの「テーマ」が変わるときに訪問がぶつかると困ったことになることがあります。 なぜなら「テーマが変わって新しい展示になった記念」として、地元政財界・退役軍人会などの立食パーティーで博物館が終日貸切・部外者立入禁止になることがあるので注意です(実際、ぶつかったことがある。次の日に訪問を仕切りなおした)。

 フィンランド陸・海・空防衛の歴史の全貌がこの博物館で垣間見ることが出来ます(「垣間見る」と言ってもずいぶんコアで資料性が高い高い)。 陸軍が使っていた各種火砲やIII号突撃砲G型(←駐車場に停めてある!)、空軍関連の(実機そのものの展示はありませんが)各種空戦資料やメルスのキャノピー(だけ)などの展示、海軍が使っていた各種火砲や艦船の模型展示などを見ることが出来ます。

 なおここにはミュージアムショップなんて洒落たものはありませんが、入口の受付カウンターでは(本館・別館、どちらから入ってもよい。ただし一方から移って一方へ入るときは入場券を見せるのを忘れずに)、この博物館でしか入手不可能であろう資料・書籍やCD(「冬戦争ドキュメントCD-ROM」とか!)を買うことができます。
 入館料大人1人3.5ユーロ(2004年春現在。安い!安過ぎる!)。

開館時間:
(基本的に元旦以外は年中無休。だがしかし、曜日によって開館時間が違う!)
月曜日〜木曜日→11:00〜18:00
金曜日〜日曜日→11:00〜17:00

戦争博物館公式HP
工事中


主な収蔵展示物(実車写真集へ)


 駐車場に入るとIII号突撃砲が! コイツは駐車位置を守っていないので、お車での来場の際はご注意ください!(~~)
 このシュトルミの向こうに見えているのが「本館」、後側が「別館」。

 III突の機関室の上でフィルム交換していても(!)、誰かが怒りに来る事はなかった(近所の子供達もワイワイ上って遊んでいる)。(2002年春の撮影)
 別館の裏口(というか、別にどちらから入っても良い)。
 5門の砲列がズラリ。(2002年春の撮影)
 別館に再現してある防空壕(シェルター)。 中に入ろうとするとセンサーが感知、空襲警報のサイレンと共にソ連爆撃隊の低い重厚な爆音が鳴り響く。 中に腰掛けたころには、降ってきた爆弾とその炸裂する極めて激しい音がドカンドカンズシンズシーンッ!! 地響きをさせながら響き渡る。 そりゃ恐ろしいもんです。
 小さなお子さんには恐らく「恐怖のトラウマ」になるので注意してください!(2004年春の撮影)
 「フィンランド」なんてものがまだ無かったころの戦争についても展示はある。(2001年夏の撮影)
 独立期から現代に至るフィンランド軍軍服の数々。 必見。(2001年夏の撮影)
 前線の塹壕も再現。 実際に中に入って体感することが出来る。(2004年春の撮影)
 「37mm対戦車砲」といえば、こういう格好も取ることが出来る。(1996年冬の撮影)
 レベルの非常に高い、素晴らしい模型展示の数々。(2004年春の撮影)
 珍しい、フィンランド艦隊の模型展示もある。(2004年春の撮影)


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